ハイスピリッツ&ユウが取り扱う3Dアート作家チャールズ・ファジーノが2022年8月でアーティスト歴50周年を迎えました。
これまで数多くの作品を世に輩出してきたファジーノ氏が50周年を記念してインタビューを受けた時のレポートをご紹介していきます。
この記事を読むことでファジーノ氏のバックグラウンドやどのような作家に影響を受けたのかなど、普段では絶対に知り得ることができない情報が得られるので、ぜひご覧になられてください。
アート好きなあなたにもきっと共感できる部分があると思います!
作家歴50周年を記念したインタビュー&レポート
私たちは今どこにいるのでしょうか?
ここはニューヨーク州ニューロシェルの私のスタジオです。
建物に関して何か特別なことはありますか?
建物は 1920 年代に建てられた非常に古い建物で、私は1980年代後半から90年代前半からここに来ています。
皆が知っているヘッケルやジャッケル、マイティマウスなどの古いアニメーションをたくさん制作したのもここで、ニューロシェルの建物には多くの歴史があります。
また、「トムとジェリー」の制作者、ハンナ・バーベラもここから始まりました!
トムとジェリーが日本で追いかけっこしています。富士山や東京タワーはもちろん、大阪の道頓堀、北海道の五稜郭タワーなど、北海道から沖縄まで、日本各地の名所が盛りだくさんに描かれています。
ワーナー・ブラザースとの公式コラボ作品で、こちらの作品は日本でしか販売していないものとなります。
この建物で何か特別な思い出はありますか?
私たちは多くの人々やスター(有名人)、野球選手と関わってきました。
私はここに長い間住んでいますが、ここはとてもアットホームであり特別な場所なので、何年にもわたって多くの人がここのスタジオに来ています。
マリアノ・リベラやレジー・ジャクソン(野球選手)、他の多くのセレブもここに来ていました。
メジャーリーグ・ベースボールとの公式タイアップ作品を手掛けるファジーノ氏による、野茂英雄選手、松井秀喜選手、イチロー選手らをはじめとする日本人レジェンド・メジャーリーガーたちの栄光を称えた作品です。
その他にもデレク・ジーターやランディー・ジョンソン、ロジャー・クレメンスといった海外選手も描かれており、メジャーリーグファンや野球好きにとってはぜひとも部屋に飾りたくなる夢のような一枚。
アートワーク50周年を迎えていますが、あなたにとってどのような意味を持ちますか?
50周年を迎えることはとても大きな意味があります。
長年に渡り、美しい数々の作品を生み出すことができました。自分が描いてきた作品をとても誇りに思います。
自分に快適な時間に起きて仕事をしていますが、一緒に仕事をしてくれる素晴らしいアーティストのチームがいるから、仕事がとても楽になって救われています。
旅行について、好きな場所やいきたい場所はありますか?
旅行に行くことで絵を描くスケジュールが中断されますが、なぜ旅行が好きなのかというと、新しいものを見ること、新しい場所を経験するこで絵を描く時にとても楽になるからです。
好きな場所はスイスとドイツですが、もちろんフランスのさまざまな地域も素晴らしいです。日本と韓国も好きで、どの国も違っていて、とても良い刺激を受けます。
イタリアには何度も行ったことがありますが、あまり行ったことのない都市がたくさんあります。南米にも行ってショーを開き、そこで私の作品を知ってもらう機会があれば嬉しいです。
スイス・ローザンヌという街の風景を描いた作品。
フランスとスイスの間にまたがる湖、レマン湖からローザンヌを眺めると、ローザンヌの観光スポット、シャトードゥシーやオリンピック・ミュージアムがあるスイスの街なみが広がり、その後ろにはスイスの誇る名峰が並んでいます。
夕焼けが哀愁感を漂わせ街を包み込み、描かれている一つ一つの風景が繊細かつ美しく、壮大な作品です。
一日の中で創作をするのに一番好きな時間はいつですか?
具体的な時間は特に決めていないんですが、時々、会社に来るときにクリエイティブな気分になることが重要なので、クリエイティブな気分ではないときはビジネスのことをし、クリエイティブな気分になっているときはクリエイティブなことをするようにしています。
非常に生産性が高いときもあれば、創造的だと感じていてもあまり成果が上がらないときもあります。アートをやっていると、必ずしも生産的ではないこともたくさんあります。
あなたがアーティストになった理由は?
両親は両方とも芸術家でした。父は靴のデザイナーで、母は彫刻やテント工作をしており、当時から非常にクリエイティブな人でした。
そういった影響もあり3歳の時からアーティストになりたいと思っていました。また将来自分が世界的に知られるアーティストになるとその頃から思っていました。変なことを言うようですが。
あなたの芸術的なインスピレーションの源は誰ですか?
壁にあるように、私はレッド・グルームスが大好きで、もちろんピカソやアンディ・ウォーホル、その他多くのアーティストが大好きで、さまざまなアーティストの作品を集めています。
フランスの首都・パリの象徴的な名所となっているエッフェル塔を中心として、周りには凱旋門やサクレ・クール寺院といった建造物が描かれ、その周りをカラフルな虹や蝶たちが色鮮やかに彩っています。
イエナ橋から続く通りにはパリに住む人々の人間模様が映し出され、賑やかな街並みが描かれています。セーヌ川に泳ぐ白鳥が寄り添ってハート形になっているところも可愛らしい一枚です。
ハイスピリッツ&ユウからメッセージ
チャールズ・ファジーノ 作家50周年を記念したインタビュー&レポートをご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか?
ところどころを掻い摘んでではありましたが、貴重なインタビューのレポートが知れたのではないかと思います。
半世紀という長い期間アートを描き続け、いろんな場所や人物から影響を受け、現在のチャールズ・ファジーノ氏が形成されていったこともわかり、3Dアートだけではなく、人物としての魅力も発見できましたね。
ハイスピリッツ&ユウでは、チャールズファジーノ国内唯一の正規代理店として、これからも3Dアート作品を発信していきますので、今後の情報もお見逃しなく!皆様のアートライフを少しでも3Dアートで色鮮やかにしていただければ幸いです。ご相談やご質問、ご購入の際は気兼ねなくお問い合わせください!