ROMANsアートのご紹介第五弾!【完璧なひととき】【チャンス】【フライング】【ステイホーム】【いくぜ】

今回の記事ではロマンチックなものから人間の本質をついた作品まで作者の解説付きでご紹介していきます。ぜひ最後までお付き合いください。

目次

完璧なひととき

この絵は非常に個人的な作品であり、私と妻の交際初期、そして最初に一緒に過ごした時間を描いています。日常のワンシーンをいくつも組み合わせ、そのすべてが完璧に思えていたあの時期、その幸せな瞬間をこの絵を通して永遠に記憶に留めておきたいという思いが込められています。

とてもロマンチックでいいですね。各シーンを見てみてこのような事があったのかななどと想像するだけでこちらも何かほっこりするような気持ちにさせられる一作です。

チャンス

異質であることは迫害されるピンチではなくむしろチャンスと捉えるべきです。現在、この地球には80億人以上の人々が存在し私たちは皆似ているようで異なっています。自分たちの違いを理解しながらそれを誇りに持つ事で、初めて他者を本当に理解することができるのです。

特に日本の文化では同調することが良しとされていて、人と違うことに抵抗を感じることが多いように思いますが、そもそも人それぞれに違いがあって世間がそれを抑圧しているに過ぎないという事実を多くの人が知るべきだと思います。そのような社会にあって個性を守るのは難しいかもしれませんが、どれだけ否定されても自分が自分であることに変わりはないのですから、それぞれの個性をお互い尊重しながら誇りを持った上で協調する、それこそが大切なのだとこの絵は語りかけてくるようです。

フライング

完全に自由で無邪気なひととき。それは太古の昔から人類が抱いてきた秘められた願望です。今日、私たちは人が本当に飛び、多様な方法で空を舞う世界に生きています。だからこそ、飛ぶためにはたった一つの風船と、考える頭脳があれば十分だということを思い出すことが重要だと思います。

これは自由とは何かを考えさせられる一作ですね。私たちの生きる現代は便利になった一方とても複雑な物と情報に溢れています。日常的に誰かの意見や考えを聞かされ、自分の考えていることすら本当に自分の考えである確信が持てず、そうなると自分自身の行動、性格すらももはや自分のものではないという疑念を抱かざるを得なくなります。
自由であり無邪気であるというのは、本来の自分であることだと思います。そして本来の自分であるためにはそれほど多くの物が必要ではないということをこの絵は教えてくれるようです。

ステイホーム

“この作品は、イタリアがCOVID-19に対応するために採用したロックダウン期間中に制作されました。「Io resto a casa(私は家にいる)」というスローガンが、政治家やテレビの顔役たちによって国民に自宅待機を促すために使われていました。私はこの状況全体を少し狂気じみていると感じ、イタリアの医療と政治がいかに準備不足で脆弱であったかを如実に示していると思いました。この絵を描いたのは、その暗い時期を忘れないため、そして私自身の意見を表現するためです。あのスローガンは恐竜にこそ必要だった”

コロナ下を思い出すと様々なことがありましたね。歴史上人類や私たちの祖先が未知の脅威を目の当たりにしたことはあったでしょうが、今現代を生きている我々にとっては初めての経験で恐怖に晒された状況下でいかに正しい判断を下すのが難しいかを知る機会となりました。
この絵をみると、今はもう忘れ去られていそうなあの経験から学ぶことがいかに多いかを思い起こさせてくれます。

いくぜ #02

受胎の瞬間――人類における最も偉大な創造の行為を、まるで映画のワンシーンのように描いたイメージです。その神秘性と壮大さを視覚的に表現した作品です。

この世に生まれるというのはとても人智では計り知れない確率で、神秘的で力強い生命のありようがこの絵からひしひしと伝わってきます。
我々人類はもはや全てが分かったように生きていますが、自分自身、生命そのものの形容し難い壮大さはまだ何も明らかにされていないように思います。この絵はそのような我々の未熟さと傲慢さ教えてくれるようです。

ハイスピリッツ&ユウからのメッセージ

以上、5作のROMANsアートをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

ROMANsアートは絵そのものもですが、みている内にこちらも何か根源的なテーマを考えさせられる思いがして、また新たな気づきを与えてくれる絵画です。

今後、「ROMANs」作品につきましては、原画の国内取扱いをはじめ、展覧会の企画、企業様とのタイアップ/ライセンシーの募集、アニメーション動画制作などを通し、皆様に愛されるアート・ブランドへと成長することを願い、幅広くプロモーションを行なってまいります。

これからも「ROMANs」作品をどんどんご紹介してまいりますので、そちらもお見逃しなく!

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