ポップで可愛い、でも深い天草四郎!?                   ROMANsの新キャラクター「シローマン」登場!!

シローマン
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シローマンってなに?

シローマンは歴史の授業で皆さんにお馴染みの天草四郎をモチーフにしたROMANsオリジナルのキャラクターです。若くして島原・天草の乱の総大将として三万人にも上る軍勢を率いたカリスマ性溢れる傑物、そんな天草四郎を描いた魅力溢れるシローマンについてご紹介します!

シローマンを描いた絵画「天草四郎」ってどんな絵?

みなさん、まずはこの絵を1分ほど観てみてください。

どうですか?何か感じられることはありましたか?

まずシローマンを観ると、腕に十字架を抱えていますね。天草四郎がキリスト教を信仰していて当時キリスト教徒が迫害の対象であったことは有名ですが、この腕を見ると十字架で戦おうとしているようにも、十字架を守っているようにも見えませんか?

また奥のお城は原城という天草四郎陣営が立て籠もったお城ですが、その周りを軍船が囲んでいますね。当時世界ではアジアの覇権はポルトガルにあり、日本でキリスト教の布教を進めていたのもポルトガルでした。天草四郎陣営は立て籠もっている間、同じキリスト教の仲間としてポルトガルからの援助を唯一の希望としていましたが、そこには同じくアジアの覇権を狙うオランダの存在がありました。さらにポルトガルはカトリック、オランダはプロテスタントと同じキリスト教国でもその宗派は対立関係にあったのです。

この軍船の帆を見てもはっきりと国旗が描かれているわけではありません。この船は一体どちら側の船なのでしょうか。

このように色々考えるととても面白く見所がたくさんある絵画ですね。

シローマンの魅力とは?

次にシローマンだけを見てみましょう。

ただ観るだけでも魅力的ですが、このキャラクターの面白いところはやはり十字架に対する観る側の観方次第で表情が変わり、天草四郎自身の二面性を表しているように見えるところにあると思います。

まず十字架で戦おうとしていると思って見てください。すると、とても勇敢で決意と覚悟に満ちた少年のように見えませんか。しかし一方で十字架を抱きしめて守ろうとしているように見てみると、一転してか弱く怯えているように見えてきます。

思うに天草四郎自身に覚悟を決めて戦に望むみんなが求める自分であろうとする心と恐怖に怯える本当の心、その両方があったのではないでしょうか。

このシローマンは表情がない代わりに十字架の持ち方でそれを表現し、観る者によって全く違うシローマンの感情を抱かせるとても優れた芸術作品だと思います。

みなさんこのシローマンを観てどのような感想を抱きましたか。よろしければぜひ教えてください!

シローマンはどこで見られる?

そんなシローマンは熊本県上天草市、天草四郎ミュージアムに展示されています!

上天草市や天草四郎ミュージアムをシローマンに案内してもらいました

【天草四郎ミュージアム】

営業時間・開館時間
  9:00~17:00(最終入館は16:20まで)
・休館日
  12/29~1/1、1・6月の第2水曜日

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