今年の夏も異常に暑くまだ暑い日々が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか?
日中に外に出ると溶けてしまいそうな暑さでしたが、今回ご紹介する「シェイキング&ベイキング・サンフランシスコ」は、そんな暑さを表現したかのような作品です。
カリフォルニア州サンフランシスコと聞くと、「一年中太陽がサンサンと降り注ぎ、ヤシの木の生えたビーチで ローラースケート…」という印象をお持ちの方も多いと思います。
サンフランシスコの街並みと暑さが上手く表現された「シェイキング&ベイキング・サンフランシスコ」のご紹介、解説をしていきたいと思います!
「シェイキング&ベイキング・サンフランシスコ」の解説
サンフランシスコの空やビル、橋といった建物が焼けつくような太陽の下で溶けています。
このグニャっとした曲線がまるで蜃気楼を見せてくれているかのように表現されており、燦々に照らす太陽だけがいつもと変わらない形なのもおもしろく、その暑さを力強く感じさせてます。
暑さの中にも下部に描かれている海が涼しさを感じさせ、この一枚だけで夏の記憶をいつでも蘇らせてくれる、そんな作品となっています。
ゴールデン ゲート ブリッジ
サンフランシスコのシンボルであるアールデコスタイルの吊橋。
ゴールデン・ゲート・ブリッジは、サンフランシスコ湾が太平洋と出会う、橋の名前の由来ともなった幅 1.6 km のゴールデン・ゲート海峡の上に架けられています。
夕暮れ時や朝方には霧がかかることもあり実に幻想的で夜には街の光を背景に橋がライトアップされ、素晴らしい眺めとなります。
チャイナタウン
サンフランシスコのチャイナタウンは、アメリカ国内でも最も歴史のある中華街の 1 つです。
グラントアベニューとストックトン ストリート沿いにあり、ユニオンスクエアの近くに南側の入口があります。
この入口はドラゴンゲートと呼ばれ、ここだけでも絵になり、龍を描いた街柱や達筆な筆文字の看板を掲げたショップやレストランなどが並び、このエリアの雰囲気を盛り上げています。
中国風の通りや狭い路地を歩いて行くと銀行、海鮮料理店、漢方薬店、菓子店などが密集し、ほとんどの建物の屋根は独特の塔のような形をしています。
サンフランシスコのケーブルカー
長い歴史を持ち、いつの時代にも人気を集めているサンフランシスコのケーブルカー。
人気の秘訣は、途中にある急坂から美しい市街地の風景が眺められることで座席は外側を向いています。
サンフランシスコ湾もケーブルカーの順路となっており、作中でもちょうどフランシスコ湾に到着している様子が描かれています。
アルカトラズ
これまでたくさんの有名な犯罪者たちが収監されたことで有名な刑務所があるアルカトラズ島はサンフランシスコからフェリーで 15 分で行くことができます。
現在は観光スポットの一つとしても有名で島内ではガイドの案内に従って回ることも、パンフレットを見ながら自分で歩き回ることもできます。
綺麗な海の中にポツンとあるにも関わらず、独特の雰囲気をかもしだしているところがとても魅力的です。
カストロ劇場
映画ファンにはたまらないカストロ劇場。
無声映画祭、クィア映画祭、国や時期で特集した映画祭、サンフランシスコ国際映画祭を体験できます。
劇場の座席数は 1,000 以上、内部は 1922 年の建造当時とよく似ていおり、映画が始まる前にはパイプオルガンの演奏もあります。
フロントを飾る昔ながらのマークやゴージャスな内装は映画愛好家にとっては一生の思い出となります。
ペインテッド レディ
ペインテッド レディは、サンフランシスコのアラモ スクエアの近くに立ち並んだ住宅の名称です。
ビクトリア様式で建てられた家々ですが、そのうちの 1 つが明るい鮮やかな色で塗装され、隣の住宅もそれに続いたことから観光スポットしても有名になりました。
見た目が印象的なので、「ポストカードロウ」(ポストカードにぴったりな並び) という愛称も付いており、日本でも人気の高かったコメディドラマの『フルハウス』をはじめ、映画やテレビのロケ地としてよく使用される場所なので、憧れを抱いた方も多いのではないでしょうか?
トランスアメリカ・ピラミッド
銀行、保険会社などの超高層ビルが立ち並ぶフィナンシャル地区の中でも一番の高さを誇り、ピラミッド型が印象的なビルです。
高さは260m、46階建てでトランスアメリカ・コーポレーションの本社として建設されました。
サンフランシスコの映画には必ずといって良いほど登場し、シンボル的存在になっていますがオフィスビルのため一部を除いて内部は公開されておらず、展望所なども設けられていません。
グレース大聖堂
1849 年に建設されたグレース大聖堂はサンフランシスコを象徴する米国聖公会の大聖堂で何よりの見どころはその巨大さで、まるで自分がヨーロッパにいるかのように感じられるでしょう。
内部はとても静かで厳粛な雰囲気があり、ステンドグラスの窓と高い天井には思わず自分の存在の小ささを感じてしまいます。
定時礼拝のほか、合唱による晩祷などのパフォーマンスも開催されています。
ハイスピリッツ&ユウからのメッセージ
今回は「シェイキング&ベイキング・サンフランシスコ」の深掘り解説をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
暑さを感じれてとろけそうな中にもサンフランシスコの素晴らしい街並みが詰まりに詰まった作品でしたね!
今後もこのような一つの作品を深掘りしてご紹介するシリーズも皆さんに発信してファジーノ作品の魅力をもっとお伝えできればと思っております。
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