皆様こんにちは!どのようなアートライフをお過ごしでしょうか?
今回ご紹介するのは、新作「アワー・オーシャン」の詳細解説となります。
これまでファジーノ氏が制作してきた作品は各国の土地やランドマークがメインに描かれていましたが、今回ご紹介する「アワー・オーシャン」は色鮮やかな海がメインとなっているとても珍しい作品です!
普段と少し違った描かれ方をしたこの作品にはどのような意図が込められでいるのでしょうか?
その辺りも含め、「アワー・オーシャン」の深掘り解説をしていきたいと思います!
※こちらブログ記事公開時点(’24年8月)では作品の額装がまだ仕上がっておらず、国内での販売はまだ開始されておりません。
「アワー・オーシャン」の深掘り解説
世界中を繋ぐ海の中にクジラやサメ、シャチや色とりどりの珊瑚礁が描かれています。
海上には、日本・アメリカ・オーストラリア・フランスなど世界各国のランドマークも描かれ、円で囲われているのが地球そのものを表しているようです。
海を中心に描かれたこの作品には、世界中が海で繋がっていることと、海の中は美しく素晴らしい生命が広がっている様子が表現されており、地球温暖化でこの素晴らしさが損なわれていくのではないかというメッセージ性も込められた作品です。
シロナガスクジラ
一箇所に留まらず、世界中の海を回遊しているシロナガスクジラ。
基本的に気象や汚染の影響を受けにくい外洋にいて、大きく南半球系と北半球系に分けられ、夏場はオキアミが豊富な北極海や南極海、冬は暖かい海で子育てをするために低緯度の熱帯や亜熱帯の海で目撃されます。
過去には東京湾にも回遊した記録があり、この広い海を自由に泳いでいる海洋哺乳類です。
シャチ
可愛い見た目に反して「海のギャング」としても名高いシャチは、海洋における食物連鎖の頂点に立ち肉食性が強いことでも知られています。
背面は黒、腹面は白色で、両目の上方にアイパッチと呼ばれる白い模様があり、生後間もない個体では白色部分が薄い茶色やオレンジ色を帯びています。
この体色は、群れで行動するときに仲間同士で位置を確認したり、獲物に進行方向を誤認させたり、自身の体を大きく見せたりする効果があるともいわれています。
サメ
日本でも馴染みの深いサメは、映画「ジョーズ」などでも危険な海洋生物だという印象が強いのではないでしょうか。
サメは世界中の海に広く生息し、オオメジロザメなど一部の種は汽水域、淡水域にも進出します。
その理由として挙げられているのが、サメの起源である約4億年前の古生代デボン紀にまで遡り、最初のサメは浅い海で進化したといわれていて、淡水との親和性が高いからだといわれています。
イルカ
水族館でも人気の高いイルカは知能が高くとても賢いことでも有名でとても親しみ深い生き物です。
イルカは一度も泳ぐのをやめず息継ぎもきちんとしながら常に泳ぎ続けている事から、かつてはイルカは全く眠らないのではないかと言われていましたが、イルカは半球睡眠の能力を持つことが分かってきており、眠右の脳が眠っている時は反対の左目を、逆に左の脳が眠っているときは右目をつむりながら泳ぐことが明らかとなっています。
ウミガメ
海中を羽ばたくように泳ぐ姿は優雅にも見えるウミガメですが、敵から逃げる際などはかなりの速度で泳ぎます。
基本的に生涯を海中で過ごしメスの産卵以外は陸上に上がりません。
よくテレビなどで見るメスの産卵は、潮が満ちてこないほどの高台に穴を掘って一度に100個ほど産み落とし、2か月ほどで孵化した子ガメは海へ旅立ちます。
タコ
日本人の食文化にも馴染みのあるタコは複数の吸盤がついた8本の腕を特徴とします。
その柔軟な体のほとんどは筋肉であり、ときには強い力を発揮し、体の中で固い部分は眼球の間に存在する脳を包む軟骨とクチバシのみで非常に狭い空間を通り抜ける事ができるとのこと。
右側のタコはファジーノ氏らしい描き方で、可愛らしくメスのタコだと一目でわかるようになっています。
アザラシ・ペンギン
南極で見られる代表的な動物である、アザラシ、ペンギンたち。
南極大陸の広さは日本の面積の約37倍もありますが、そのほとんどが氷に覆われていて、露岩と呼ばれる地面が顔を出している場所は大陸全体の面積のわずか2%で広大な大陸の殆どが厚さ平均2,450mにも達する雪と氷に覆われた大陸です。
このわずかな露岩地域に生きる生物は、厳しい環境のために種類も量もごくわずかです。
世界各国のランドマーク
東京タワーやスカイツリーにエッフェル塔など世界各地のランドマークが描かれています。
以前ご紹介した記事に詳しく解説していますので、こちらもぜひご覧ください!
ハイスピリッツ&ユウからのメッセージ
今回は神秘的な海と世界各国が描かれた新作「アワー・オーシャン」の深掘り解説でしたが、いかがでしたでしょうか?
普段はランドマークや風景などがメインで描かれていることが多いですが、今作は海から見た綺麗で素晴らしい地球が描かれていて、とても魅力的でしたね!
今後もこのような一つの作品を深掘りしてご紹介するシリーズも皆さんに発信してファジーノ作品の魅力をもっとお伝えできればと思っております。
また、3Dアートを贈りたいけど、どの作品が良いかわからないといったご相談やご質問にも対応しておりますので、そちらの方もお気軽にお問合わせください。
皆様のアートライフを少しでも3Dアートで色鮮やかにしていただければ幸いです。