価値観や物事を多角的に捉えた「ROMANs」アート作品のご紹介

とてもキャッチーな作風なのに、見る人によって全く違う感想が生まれると好評いただいている「ROMANs」アート作品。

今回ご紹介する作品たちは、価値観や物事を多角的に捉えることのできるとてもおもしろい作品ばかりで、なかには人生についてやチャレンジすることを上手く表した作品などをピックアップしています!

一度見たらすごく印象に残る可愛らしい「ROMANs」アートの価値観や物事を多角的に捉えた作品たちを最後までお楽しみ下さい!

目次

価値観や物事を多角的に捉えた「ROMANs」アート

自分で考える!

社会は私たちに価値観は一致しないことであり、私たちが心配しなければならないものだと信じ込ませている。

幸いにも私は一人ではないが、違いはむしろ価値であり、受け入れられ、周りに覚えられ、評価されるべきだと考えている。

だからこそ、右下には、(人生の)ローラーコンベアから逃れることに成功した小さな人(ローマンズ)が描かれている。

このベルトコンベアは多数派の意見に沿って生きている人生のレールのように思える。

流れてくる四角い頭をした人々は、価値観や個性は違えど、大多数の意見に流されて生きているようにも見え、右下に見切れているローマンズは作者のコメント通り、上手く逃げ出すことに成功し、またコンベアに乗っている別のローマンズもこれから抜け出すことができる希望のようなものを感じることができる。

日本でも「十人十色」という言葉があるように、全ての人の価値観が認められる世の中が世界平和の第一歩なのかもしれない。

ラヴァーズ

「恋人たち」シリーズ作品の一部であるこの「Lovers(ラヴァーズ)」は、強い情熱を分かち合うカップルに捧げられている。

それが物や活動に対するものでなく、この作品のように特定の食べ物に対するものであっても、重要なのは、カップルが一緒に幸せになることに身をゆだねて手を取り合い、同じ気持ちを共有することが大切であるということだ。

海外の方たちから最も人気の高い日本の食べ物である寿司がカップルの周りを埋め尽くしている。

恋人たちは、ただ相手のことが好きだという気持ちやプレゼントを渡すということだけではなく、同じものに興味があったり、好きな食べ物が同じであることでも情熱を分かち合うことができるという素敵な作品。

カップルが喧嘩をした時に一呼吸おいて、この絵を眺めるだけで気持ちが落ち着き、「謝ろう」という感情になるに違いない。

ミルクセーキ

ここで私は、パティシエがミルクセーキ(エッグノッグ)を作るという偉大なパフォーマンスを披露する準備をしているところを想像した。

大げさな寸法、ファッションショーのようなセット、黄身を泡立てる人間泡立て器のようなシェフの意思など、すべてがわざと少し極端になっている。

今日の有名シェフたちのように、すべてが大げさで常軌を逸している。

今からファッションショーでも行われるかのような大きな舞台で、パティシエがありえないような調理をしようとしている姿が描かれている。

タイトルはミルクセーキだが、元ネタはエッグノッグ(ミルクセーキにアルコールを加えたもの)という中世では貴族しか味わえなかった当時は高級な飲み物。作り方は簡単なのにも関わらず、このような大げさなパフォーマンスで権威的に振る舞う姿を、少し愉快に皮肉を込めている。

それにしてもこの大量の卵黄と砂糖であれば、さぞ美味しいミルクセーキが作れることであろうと感じさせ、料理大国イタリアならではの発想というか、皮肉は込めつつも食欲をそそりクスッと笑かせてくれるような作品。

捕まるもんか

人は常に、これから起こることに挑戦する準備ができていなければならないし、自分自身と自分が持つ能力を信じなければならない。

人生における不運をかわすことは、弾丸をかわすことに似ている。しかし、多くの努力と運があれば…。絶対にできないとは言わせない!

どんなことにもチャレンジする時に背中を押してくれるような描かれ方をしている。

挑戦するということは、多くの試練が立ちふさがり、自分自身を信じて突き進むしかないのだが、時には不運に見舞われることもある中で、このローマンズは回転する独楽(こま)に乗りながら綱渡りし、さらに浴びせられる銃弾をかわしている。可能か不可能かは自分の中で判断する認識であって、何事も不可能と思わず努力によって運を掴めば、こんな風な芸当も可能なのだ。「こんなふうに頑張りたい!」と奮起させてくれる作品。

テクノロジーに限界はない

テクノロジーは、一方では私たちを素晴らしい新しい地平へと急速に導いてくれるが、他方では私たちを奴隷にしているようなものだ。

些細なことだが、新しいテクノロジーを理解し、正しく使う努力をすることで、私たちはディスプレイの奴隷になることなく、人間らしさを取り戻すことができるのではないだろうか。

人類にとってテクノロジーの発展というものは、必要不可欠で生活を豊かにしてくれる素晴らしいものであるが、その反面はよろしくない事項も起きているという問題提起をしている。

ちゃんとテクノロジーを理解し、正しく使用することで絵のようにディスプレイに捕らわれることなく、壁をぶち破り、人間本来の生き方や姿を取り戻すことができると訴えかけているようだ。

身近な事例でいうと”スマホ依存症”という言葉もあるので、すごく考えさせられる作品。

ハイスピリッツ&ユウからのメッセージ

価値観や物事を多角的に捉えた「ROMANs」アート作品をしましたが、皆さんも共感できるような作品はありましたか?

どの作品も見る人によって感じ方が違ってくるので、それぞれの感じ方を見つけていただいて、気に入っていただけたら嬉しく思います。

今後、「ROMANs」作品につきましては、原画の国内取扱いをはじめ、展覧会の企画、企業様とのタイアップ/ライセンシーの募集、アニメーション動画制作などを通し、皆様に愛されるアート・ブランドへと成長することを願い、幅広くプロモーションを行なってまいります。

また、これからも「ROMANs」作品をどんどんご紹介してまいりますので、そちらもお見逃しなく!

作家ジョルジオ・サウリーニの紹介

1984年生まれ、イタリア出身ローマ在住の作家。

ローマ大学ヴァッレ・ジュリア建築学部でグラフィック・マルチメディア・デザインの学位を取得。大学卒業後、グラフィックデザイナー、CGモデラー、アニメーターとして数年間働いた後、ITパートナーとともにレッドドール有限会社を設立し、ソフトウェア開発とバーチャルリアリティの分野で事業を展開した。

プレイステーションのVRゲーム「ピンポン」やゲーム業界最大のプラットフォーム向けのゲームを開発したビジネスの成功と急成長にもかかわらず、自分の仕事に満足していないことに気づき、自分が情熱を持っていたアート制作一本に専念することを決意。

彼のファミリーは芸術一家で、実際幼い頃から写真監督である父の作品や、1800年代初頭からローマで活動し、ニューヨークのメトロポリタン美術館、ロンドンの大英博物館、サンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館など、世界の最も重要な美術館に所蔵されている有名なカメオ彫刻家である先祖のトマゾ&ルイジ・サウリーニ親子の作品にも魅了されていた。

2019年以来、彼はアート制作を自らの生業にして自身のドローイングを現代社会のスピードから逃れるための日々のセラピーと考え、また深い哲学的な世界観をテーマとする。さまざまな試行錯誤の後、キャンバスパネルにアクリルマーカーを使って描く今日のスタイルを確立した。

   

大谷翔平サイングッズ

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