ブログ記事だけではなく、いろんなところでも好評をいただいている「ROMANs」アート。
見た目は可愛くてシンプルな絵に見えるのに、いろんな深い意味が込められていて、見る人それぞれの捉え方ができるのでとても楽しめる作品ばかりです!
今回ご紹介する作品たちは、人間誰しもが持つ「人の心」が表現された作品たちで、いろんな状況で生活されている皆さんにも刺さる作品が一つはあるのではないかと思います。
それでは、人の心が上手く表現された「ROMANs」アート作品をご紹介してまいります!
「ROMANs」アート
昇るか降りるか
この作品は、日常的に自分自身の人間的な状態について自問自答するよう促している。
目標に対して、我々はうまくいっているのか、それとも悪くなっているのか。
重要なのは、反省し、進みたい方向に対して適切なバランスを見つけることができるようになることである。
まるでキャラクターが自分自身を写す鏡のように描かれており、何かに迷ったり、悩んだりしている人には刺さる作品。
目標に向かってチャレンジすることは簡単ではなく、ロープを一生懸命つたっていく姿が努力をしている瞬間と被っていて、失敗すると穴に落ちてしまうという恐怖心も上手く表現されている。
ただ、コメントにもある通り、重要なのは、失敗を繰り返しても反省しながら進みたい方向に対しての適切な”バランス”を見極めること。また、後悔だと後ろを見て悔やむことだが、反省というのはまた前を向くことができるという意味もあるので作者なりのエールが隠されているように感じることができる。
のんき
私の世界観にとって、何にも煩わされない時の快活な気持ちは幸福に匹敵する意味を持つようになった。
私たちが自分自身と世界とに平穏でいられる瞬間を、私はベッドの上で枕をぶつけ合って遊ぶ2人の子供のように表現したかった。
誰しもが感じることであろう何にも煩わせられない快活な気持ち。
例えば、仕事が終わった後の時間や寝る前までのゆっくりする時間、週末の夜に明日はゆっくり過ごせると考えている時など…。
その瞬間を純粋無垢にベッドの上で枕を投げ合う子どものような気持ちで表現したのがこの作品で、一人一人の幸福が高まることで世界も平穏でいられるという考えも込められているに違いない。
バタフライ・ハンター
蝶のハンターは困難な目標を設定し、美しさと捉えどころのない何かを探し求めることに頑固に集中し、同時に永遠を求める願望を表している。
子どもの頃に蝶を捕まえようとした自分を思い出してほしい。
簡単に捕まることもあるが、時にはひらりと躱されてなかなか捕まえられなかった経験はないだろうか。
蝶を目標と設定し、捕まえることに必死な時は、集中のあまり周りが目に入らなくなっている。
この蝶を捕まえようとする「瞬間」と「永遠の何かを探すこと」を重ねて表現しており、それは夢でも食事でも仕事でも、永遠な何かを探すことに頑固に集中する人間の願望なのだ。
美女
これは、ソーシャルネットワーク上で現代のインスタントメッセージの使用を仮定して制作した一連の作品の一部である。
美しさとは、女性が自分がうまくいったと感じ、自分が輝いているのを見たときに感じる状態であり、その美しさを外にも伝えることができるものである。
この作品は今やSNSで世界中の人たちと簡単に繋がれる現代になったのを仮定して制作された一枚。
女性が化粧やファッション、仕草など、「輝いている」と思った瞬間の自分の魅力を発信でき、それを不特定多数の人々に伝えるという様が表現されている。
これには、どんな女性でも輝いている瞬間があるので、その素敵な瞬間を外にも伝えてほしいという意味が込められているようにも感じる。
落とし穴
魂の裂け目と見なされている穴。人生の中で、地平線が見えず、壁だけが見え、どんどん落ちていく瞬間。この世界に住むすべての人間にとって、この状態を逆転させることができるかどうかはわからないが、底があること、すべての人間がすでにそこに到達していることに気づき、再び太陽と地平線が見えるまで、登り始めるための良い計画を練ることができることを願いたい。単純で平凡な考えだが、今日ほど根本的なことはない。
大きな問題を抱えたり、悩みを抱えて大きな壁にぶつかってしまった時に誰しもが感じる気持ちを迫力のある落とし穴として描かれている。
この瞬間が一番つらい時だとしても、どん底に落ちてしまえば、生きるためには再び這い上がるしかなく、また太陽や地平線などの良い景色が見れるよう頑張って復活してほしいという願いが込められている。
本当に悩んで絶望を感じている時は周りが見えず、塞ぎこみがちだが、復帰するには「登り始める」というこれはどシンプルで根本的な考えはないとの考えも表現されており、見方を変えれば、キャラクターが登ってきているようにも感じ、元気がもらえる作品。
作家ジョルジオ・サウリーニの紹介
1984年生まれ、イタリア出身ローマ在住の作家。
ローマ大学ヴァッレ・ジュリア建築学部でグラフィック・マルチメディア・デザインの学位を取得。大学卒業後、グラフィックデザイナー、CGモデラー、アニメーターとして数年間働いた後、ITパートナーとともにレッドドール有限会社を設立し、ソフトウェア開発とバーチャルリアリティの分野で事業を展開した。
プレイステーションのVRゲーム「ピンポン」やゲーム業界最大のプラットフォーム向けのゲームを開発したビジネスの成功と急成長にもかかわらず、自分の仕事に満足していないことに気づき、自分が情熱を持っていたアート制作一本に専念することを決意。
彼のファミリーは芸術一家で、実際幼い頃から写真監督である父の作品や、1800年代初頭からローマで活動し、ニューヨークのメトロポリタン美術館、ロンドンの大英博物館、サンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館など、世界の最も重要な美術館に所蔵されている有名なカメオ彫刻家である先祖のトマゾ&ルイジ・サウリーニ親子の作品にも魅了されていた。
2019年以来、彼はアート制作を自らの生業にして自身のドローイングを現代社会のスピードから逃れるための日々のセラピーと考え、また深い哲学的な世界観をテーマとする。さまざまな試行錯誤の後、キャンバスパネルにアクリルマーカーを使って描く今日のスタイルを確立した。
ハイスピリッツ&ユウからのメッセージ
人の心が上手く表現された「ROMANs」アート作品のご紹介をしましたが、いかがでしたでしょうか?
今回は誰しもが一度は経験したことのあるような描写が反映されているかのような作品ばかりで、いろいろと感じることがあったのではないでしょうか?
皆さんもそれぞれの感性で自分だけのお気に入りの作品を見つけていただけたら嬉しく思います。
今後、「ROMANs」作品につきましては、原画の国内取扱いをはじめ、展覧会の企画、企業様とのタイアップ/ライセンシーの募集、アニメーション動画制作などを通し、皆様に愛されるアート・ブランドへと成長することを願い、幅広くプロモーションを行なってまいります。
また、これからも「ROMANs」作品をどんどんご紹介してまいりますので、そちらもお見逃しなく!